妊活を始めると、どうしても「平均でどれくらいで妊娠できるの?」という疑問がつきまといますよね。
でも実は、平均値だけを気にするよりも、自分自身の体と向き合い、体質や生活習慣を整えることが妊娠への近道なのです。
この記事では、妊活の平均期間について、年齢別の妊活期間の目安、不妊治療を含めた場合の期間、
そして妊娠率を高める生活習慣までを、わかりやすく解説します。
この記事を読むことで、妊活において前向きな一歩を踏み出す助けになれば嬉しいです。
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妊活の平均期間とは?
妊娠までの期間は年齢で大きく変わる
妊活を始めた女性がまず気になるのが「妊娠までにどれくらいの期間がかかるのか?」という点でしょう。
実際には、年齢によって妊娠までの期間には大きな差があります。
年齢が上がるほど卵子の質が低下し、排卵の周期やホルモンの分泌にも影響が出やすくなります。
また、年齢が高くなるほど、持病や生活習慣の影響も重なりやすくなるため、妊活の期間はどうしても長くなりがちです。
大切なのは「平均」に一喜一憂しないこと。
自分自身の年齢や体の状態に合わせて妊活計画を立てることです。
日本で初産を目指すカップルを対象にした調査結果
対象:全国在住の20~44歳の以下の1,324名
- すでに第1子を出産した既産婦(816名)
- 第1子を妊娠中の初産婦(173名)
- 第1子を妊娠希望中で避妊中止後妊娠に至っていない女性(335名)
方法:避妊中止から妊娠までの月数を問うアンケート(2016年)
分析:コックス比例ハザードモデルにより、避妊中止月(TTP開始)時の年齢別に妊娠ハザード比(Fecundability Ratio, FR)および累積妊娠率を推定
(出典)
著者: 小西 祥子, 坂田 奏夜子, 大庭 真梨, Kathleen A. O’Connor
論文タイトル: 日本のカップルの年齢と第1子を授かるまでの受胎待ち時間 (Age and Time to Pregnancy for the First Child among Couples in Japan)
掲載誌: 人口学研究
出版年: 2018年 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jps/advpub/0/advpub_1801001/_pdf
この調査結果から、年代別の妊娠までの平均期間をご紹介します。
20代〜30代前半の平均期間
20代〜30代前半で妊活を始めた女性の多くは、半年以内に妊娠するケースが多いとされています。
特に24〜26歳では、妊娠までの平均期間が約4〜5ヵ月というデータもあります。
20代後半では、約70%の女性が12ヵ月以内に妊娠しているという統計もあり、妊娠率は比較的高い傾向にあります。
35歳以降は妊娠までに1年以上かかることも
35歳を過ぎると、妊娠までにかかる期間は長くなります。
たとえば36〜38歳の平均妊娠期間は約9ヵ月。
39〜44歳では1年以上かかるケースが一般的になります。
年齢を重ねることで妊娠の確率が下がることは避けられない現実ですが、
その分早めの行動と、正しい情報によるアプローチが求められます。
不妊治療を含めた妊活期間はどのくらい?
自然妊活から治療開始までの一般的な流れ
一般的に、妊活を始めてから1年間妊娠しない場合、「不妊症」と診断されることが多く、不妊治療の検討が始まります。
特に35歳以上の女性では、半年を過ぎても妊娠しない場合は早めの受診が推奨されています。
妊活期間には、こうした自然妊娠を目指す期間と、治療を受ける期間の両方が含まれます。
不妊治療の平均的な期間
不妊治療を含めた妊活期間は、自然妊娠を目指した期間と治療期間を合わせて1年半〜3年程度に及ぶことが多いです。
もちろん年齢や体の状態、治療方法によっても期間は変わります。
焦らず、しかし着実に進めていくことが大切です。
治療法別:妊娠までの目安期間と成功率
タイミング法
最初に取り組まれる治療で、排卵日を特定して妊娠の可能性を高める方法です。
通常、3〜6ヵ月程度続け、それでも妊娠しない場合は次のステップに移行します。
人工授精(AIH)
精子を子宮内に注入する方法で、1回あたりの妊娠率は約5〜10%。
複数回(5〜6回程度)行われることが多く、半年〜1年の期間がかかることもあります。
体外受精(IVF)・顕微授精(ICSI)
高度な不妊治療である体外受精や顕微授精では、年齢に応じて1回あたりの妊娠率が異なります。
- 35歳未満:約40%
- 35〜39歳:約30%
- 40歳以上:20%以下
(参考)2022年ARTデータブック
成功までに3〜6回以上の治療が必要な場合もあり、期間は1年以上に及ぶことも少なくありません。

治療にかかる通院回数と生活への影響
一般的に不妊治療には、周期ごとに5〜10回程度の通院が必要です。
通院のために仕事の調整が必要になったり、経済的・精神的な負担を感じる方も多くいます。
中長期的な取り組みであることを理解し、無理なく継続できる環境づくりが成功のカギとなります。
実例:採卵できなかった40代女性が6か月で自然妊娠
年齢は妊活の重要な要素の1つですが、年齢だけですべて決まるわけではありません。
事実、クリニックで採卵のために薬を使っても、
「卵胞が育たないから採卵できません」と医師に告げられた
40代女性が、当店での体質改善の結果、6か月で自然妊娠されました。
(詳細はこちら)
この女性以外にも、
・質の良い卵胞が育たない
・着床できない
・流産を繰り返してしまう
などで悩むご夫婦が、 体質改善の結果、妊娠されています。
年齢だけで妊娠できるかどうかは決まりません。
不妊治療を受けるにしても、自然妊娠を望むにしても、 良い卵胞が育ちやすいなど、
「妊娠しやすい体づくり」がとても大切になります。
詳しくは、妊活ブログのこの記事にまとめています。 ぜひ参考にしてくださいね。
妊娠しやすい体をつくるために大切な3つの生活習慣
妊娠までの期間を短くするには、ただタイミングを合わせるだけでなく、
「妊娠しやすい体」をつくることが重要です。
そのカギとなるのが、日々の生活習慣。
ここでは特に影響が大きい3つのポイントを紹介します。
1. 栄養:体の内側から妊娠力を高める
タンパク質の役割
卵子や精子、ホルモン、子宮内膜の材料になるのがタンパク質。
特に朝食時にタンパク質をしっかり摂ることは、ホルモンバランスを整えるうえでも非常に重要です。
肉、魚、卵、大豆製品など、毎食にタンパク源を取り入れる習慣を意識しましょう。
葉酸・鉄・ビタミンD・亜鉛
これらの栄養素は、受精や着床、胎児の発育にも深く関係します。
妊活中はサプリメントで補うのも一つの方法ですが、まずはバランスの良い食事を心がけることが基本です。
朝食を抜くと妊娠率が下がる理由
朝食を抜くと、栄養不足になるだけでなく、体内時計が乱れ、ホルモン分泌にも悪影響が出ることがあります。
実際に、朝食を抜く習慣がある女性は排卵異常のリスクが高まるという報告もあり、規則正しい食生活は妊活において非常に重要なポイントです。
詳しくは、妊活ブログのこの記事にまとめています。 ぜひ参考にしてくださいね。
2. 睡眠:ホルモンリズムと排卵を整える
質の高い睡眠は、ホルモンバランスの安定に直結します。 睡眠時間の長さも重要で、毎日7〜8時間の睡眠時間の女性が、6時間未満や9時間以上の睡眠時間の女性より妊娠率が良かったという研究結果があります。
(参考文献)
Willis, S. K., Hatch, E. E., Wesselink, A. K., Rothman, K. J., Mikkelsen, E. M., & Wise, L. A. (2019). Female sleep patterns, shift work, and fecundability in a North American preconception cohort study. Fertility and Sterility, 111(6), 1201–1210.e1.DOI: 10.1016/j.fertnstert.2019.01.037 PMCID: PMC6546548 PMID: 30987736
〈体内時計を整えホルモンバランスを良くするポイント〉
・寝る時間と起きる時間を一定にすること
・就寝6時間前からカフェインの摂取を控えること
・就寝2時間前からスマホやブルーライトの影響を避けること
・就寝前はリラックスタイムを設けること
3. ストレス管理:血流と自律神経の安定に直結
ストレスが妊娠に与える影響
慢性的なストレスは、交感神経を優位にしてしまい、骨盤内の血流が悪くなります。
結果として、子宮や卵巣の働きが低下し、妊娠しにくくなることが分かっています。
リラックスのための具体的な習慣
おすすめは、深呼吸や軽いストレッチ、瞑想、アロマ、 お風呂(湯船に入る)、そして温活といった習慣。
短時間でも毎日続けることで、自律神経のバランスが整い、体が妊娠に向けて整いやすくなります。
男性側の妊活ケアも見落とさないで
妊活というと、女性側ばかりが頑張るイメージがありますが、 実際には不妊の原因の約半数は男性にもあるといわれています。
だからこそ、パートナーと一緒に妊娠に向けた体づくりを進めることがとても大切です。
男性不妊の増加傾向とその背景
最近では、仕事のストレス、運動不足、偏った食生活、喫煙や過度な飲酒などが原因で、精子の数や運動率が低下しているケースが増えています。
加齢による影響も無視できず、35歳を過ぎると精子の質が少しずつ下がり始めるとも言われています。
妊娠率を上げるための男性側の対策
栄養の見直し:亜鉛やセレン、ビタミンEは精子の質を高める働きがあります。肉・魚・ナッツ類などを積極的に
禁煙・節酒:タバコやアルコールは精子のDNAにも影響を及ぼします。妊活中は控えることが望ましい
ストレス管理:ストレスは男性ホルモンの分泌に影響するため、適度な運動や趣味の時間を持つことも重要
詳しくは、妊活ブログのこの記事にまとめています。
ぜひ参考にしてくださいね。
パートナーと一緒に進める妊活が鍵
女性が一人で努力するよりも、夫婦で協力し合うことで精神的な負担も軽くなり、妊娠率も高まります。
お互いの体の状態や生活を理解し合いながら、妊活を「2人で取り組むもの」として前向きに取り組むことが、何よりの近道です。
まとめ
「妊活の平均期間」はあくまで目安にすぎません。
年齢、体の状態、生活習慣によって、妊娠までの道のりは人それぞれ異なります。
平均に振り回されるよりも、自分自身の体を理解し、整えていくことこそが妊活成功への一番の近道です。
特に重要なのは、栄養(タンパク質を中心に)、質の高い睡眠、ストレス管理の3本柱。
この3つの習慣を意識して整えていくことで、妊娠しやすい体へと近づいていきます。
また、1年以上妊娠に至らない場合には、早めに婦人科や不妊治療の専門医、妊活に伴走してくれる専門家に相談することも大切です。
そして、妊活は決して女性だけのものではありません。
男性側の健康管理や生活改善も、妊娠への大きな鍵となります。
焦らず、自分の体質に合った方法で、続けられる妊活がポイントになります。
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【妊活ブログ執筆者】

〈資格〉
- 薬剤師
- 鍼灸師
- コウノトリ鍼灸師
- ONP認定栄養カウンセラー
- 睡眠健康指導士上級
- 婦人科セラピー協会会員
- 日本生殖医学会会員
- 統合医療生殖学会会員(旧子宝カウンセラーの会)












